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shimoa

神戸揺腕法講座用レジメ #2

 「よし、繋がった体にしよう」と思ってただ緩めるだけだと、スライムのような水袋になってしまう。


 それはそれで凄いことですが、自分を含めて何かに作用するには基準が必要。


 ひとつのイメージとしてはクレーンです。重いものを持ち上げるには、クレーンの場合運転席が作用点になると思うのですが、この作用点がちゃんと地面に固定されていないと作業ができません。


 またライフルで考えると、重心が曲がったり、体がフラフラしていては正確に狙うことはできません。


 自分が地面に対して、スケールを大きくして言えば、地球に対してどう居るか?ということが先にないと、物や相手、自分に対して正しく作用できないということです。


 武術の場合は技が効かないということが起きるわけです。逆に基準性が備わっていると、日常生活でも無理のない体使いができて、いわゆる「所作の美しいひと」という感じになるように思います。


 先ほど作ると言いましたが、垂直水平という基準自体は自然にあるものです。ですので、その基準に沿うとも言えます。


 沿いながら自分の中にある基準性を見つけて磨いて輝きを放っていくということかと思います。

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