小用先生はよく「関節運動からの脱却」という言い方をされます。
これはパーツの組み合わせからの脱却という言い換えができるように思います。
また実は構造的にも関節運動は結果であり、動きのもと、つまり筋肉の起始停止で考えると、上腕二頭筋の起始は肩甲骨の関節状結節と烏口突起で停止は橈骨の橈骨粗面と尺骨の前腕筋膜、正確に言うとこれは橈骨にもまたがっているのですが、いずれにしろ肘関節をまたがっているわけです。
このアイデアは以前、A上さんが教えてくれた関節が腕の中にあるというお話がもとになっています。
実のところ筋肉で考えると関節上にあるのではなく、その前後にあるわけで、そう考えると体は繋がっているというのは当たり前のことで、関節を折りたたんで動かしているというのは思い込みとも言えるように思います。
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