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shimoa

神戸揺腕法講座用レジメ #4

 うっかり集合写真を撮り忘れていましたが、昨日は定期の木曜教室でした。

 それはともかく、レジメの続きです。


 

 脱力論の見直し


 脱力というのはとても誤解されやすい言葉だと思います。

 まずそう言っている人の感覚の問題であるので、Aさんの言う脱力とBさんの考える脱力は違う物であるわけです。考えてみれば体が違うわけですからごく当然な話です。


 その上で、私が考えるのは「動きを阻害しない程度の緊張が常にあり続けている状態」が大事ではないかと思います。

 これが先ほどお話しした「内圧のある状態」ですね。


 神経的に見ると、筋肉を動かすのは遠心性、脳から脊髄を介して筋肉に送られる運動神経です。そして感覚を伝えるのは手や足から脳に向かう求心性の神経です。

 揺腕法の運動はこの二つの神経を同時に使っている、重なった状態だと言えるように思います。

 実際、昔は自律神経系(交感神経と副交感神経)は、遠心性の線維のみからなるとされていたのですが、現在では求心性線維も多く含まれていることがわかっています。迷走神経(副交感神経)構成線維の約75%、内臓神経(交感神経)の50%は求心性線維だと言われています。

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