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shimoa

神戸揺腕法講座用レジメ#8

13時25分

椅子に座る

 足裏を感じたら椅子に座わりましょう。今日は背もたれがある椅子ですので、座面の前の方に座ったほうが良いです。この時に足幅は先ほど同じ肩幅で足先が真っ直ぐ正面、平行です。


 実はこれがとても重要で、足先が開いていると足の力、張力が抜けてしまうのです。先ほどの水瓶の話で言えばこれがひび割れということになります。


 実際に試してみるとわかりやすいのでやってみましょう。内腿に手を当てて足を開いてみます。内腿から張りが消えたのがわかるかと思います。今度は足先を平行にしてみましょう。ピンと張った張力が感じられるかと思います。この張力を失わない状態で腕を振るのがとても大事です。


坐骨を感じる

 次に軽く前後に体を揺らして、坐骨を感じます。坐骨というのは骨盤の骨で、出っ張った部分になります。左右に一つずつあるのですが、これでしっかり座面に乗っているようにします。うまく乗れていると骨盤と骨盤底が水平になっているはずです。


横隔膜の水平を感じる

 坐骨が定ったら次は横隔膜です。両手を輪っかのようにして体を左右から挟むようにします。せっかく小笏を持っているのでこれを利用してもいいでしょう。横隔膜は肋骨の7番から12番にドーム状についています。大体鳩尾の高さとして、小笏が水平にして、両手で作った輪っかを操作して坐骨に体重が落ちる位置を探します。


蝶形骨の水平を感じる

 そのまま手を頭の耳の穴の高さまで上げていきます。横隔膜の時と同じで小笏を水平にして、両手の輪っかが横隔膜の輪と坐骨までが一と重なりになって、ちょうどだるま落としの棒が入って揃った状態のイメージです。


 それが揃ったら耳の穴を中心に手を返します。指先が真っ直ぐ上を向いている状態です。そのまま横に手を開き下ろします。中指が床に対して垂直に、真下にきたら手を返します。上手くいっていれば体の横の真ん中の面、側中面に沿っているはずです。そこが揺腕法を行うスタート地点になります。

ここまでで5分

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